ペットの思い出もダイヤモンドの素材になる

2023年12月11日月曜日

ペットのダイヤモンド

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遺骨ダイヤモンドにはペットのダイヤモンドもあります。ペットを火葬したあとの火葬灰(遺骨)を素材にして炭素を抽出しダイヤモンドにします。ペットを火葬しない場合でも毛髪や爪、首輪やいつも着ていた服をつかってダイヤモンドを作ることはできます。もちろん火葬灰と合わせて作ることもできます。値段は人間用もペット用も同じです。

ペットの思い出もダイヤモンドの素材になる


ペット用人工ダイヤモンドはペットの火葬灰から作るダイヤモンドです。

※人工ダイヤモンドのうちダイヤモンドは天然石が存在するため、本来は合成ダイヤモンドと呼ぶのが正しい呼び方です。

火葬しない場合でも、生前の毛髪や爪・首輪やいつも着ていた服をつかってダイヤモンドを作ることができます。このサービス、もともとは故人様に手元供養で広まったのですが、もちろんペットにも応用できます。お値段も故人様用と同じになります。

ペットの遺骨ダイヤモンド、いくらでできる?


たとえば、0.1ctダイヤモンドの場合、

  •  ファンシーオレンジ0.1ctダイヤモンドが308,000円(税込) 
  • ジュエリー(ダイヤモンドをのせるリングやペンダント部分)
     18Kイエローゴールド0.1CT用A001リング74,800円(税込) 
この2つを加えて、総額382,800円(税込)。※注意:2022年7月の価格表で試算 高い場合の値段も計算してみると、総額:約40万円弱~300万円になります。

ペットの遺骨ダイヤモンドのラボも海外にある

日本国内にはラボの窓口が5つほどあります。ダイヤモンドの窓口によっては、故人用の窓口をペット用と別にしている場合があります。私、個人的には同じ窓口で、親切丁寧に受け答えしていただければそれでいいです。いざ作ろうと思ったときに、遺骨(素材)の量や、送り先などいろいろと問い合わせがしたくなるからです。しかし、現実的には「人間と一緒はイヤだ」または「ペットと一緒はイヤだ」という場合もあるので、申込窓口を分けているようです。

ペットのダイヤモンドに必要な遺骨の量

ペットの火葬灰からダイヤモンド用に炭素を抽出するときは、火葬灰の量が少なくなるので注意が必要です。窓口によって遺骨の必要量に違いがあります。60g−400gが多いようです。私は60gの会社にお願いしました。

火葬灰にはダイヤモンドの原料になる炭素が1%くらい残っているので、60gの遺骨から約0.6gの炭素が取り出せる計算になります。その炭素0.6gが全部ダイヤモンドにできたとすると、なんと3カラットになるそうです(1ct=0.2gなので)。

ペット・ダイヤモンドのカラーについて

ペット用ダイヤモンドもカラーを選ぶことができます。カラーはダイヤモンド表面の着色ではなくて、ダイヤモンドの原料になる炭素素材の中に微量な元素を不純物としてわざと残しておくことで発色しています

ファンシーオレンジ

天然のダイヤモンドで一番産出量が多いのは「褐色ダイヤモンド」で世界の産出量の75%にあたります。ダイヤモンドに色がつくのは、炭素の結晶の中に紛れ込む他の元素(微量の不純物)のせいです。窒素が残っていると黄色系になります。褐色はさらに赤い色になる元素も残っている場合です。

天然の褐色ダイヤモンドは、値段がつかないほど無価値になってしまいます(お値段は稀少価値の問題ですけどね)。メモリアルダイヤモンドの場合は、オレンジ色が「温かみのあるダイヤモンド」として親しまれています。紛れ込んだ他の元素の存在を、故人やペットの個性として感じる方も多いようです。

カラーレス

純粋な炭素だけで作るとカラーレスのダイヤモンドになります。天然ダイヤモンドの場合は、カラーが透明のほうがグレードが高いのですが、お値段は希少価値によって決まるので、必ずしも高価なわけではありません(たとえばブラックダイヤモンドが流行った時期もありました)。

ブルー

炭素結晶の中にホウ素が残っていると青色になります。天然ダイヤモンドで一番価値が高いのは、ピンクダイヤモンドです。ブルーダイヤモンドよりも産出量が少なくて希少価値が高いからですね。

レッド

メモリアルダイヤモンドにもファンシーレッドダイヤモンドが選べるようになっています。こちらは濃い赤色です。もう少し明るければピンクダイヤモンドになるかもしれません。天然のレッドダイヤモンドも大変希少価値が高いそうです。

遺骨の量がダイヤモンドにするには足りないという問題

ペットの遺骨からダイヤモンドを作るとき、「ペットの火葬灰の量」が足りないことがよくあります。それはもともと骨の量が少ないからです。火葬した後の火葬灰が少ないのでダイヤモンドをあきらめる飼い主さんもいらっしゃいます。そんなときは、故人の場合でも使っているテクニックを使いましょう。

いつも着せていた服や首輪、くしに残った毛髪や、爪切りのときにあつめた爪でもペットのダイヤモンドを作ることができます。火葬していない毛髪や爪・服には、炭素の量が非常に多くて、数グラムあればダイヤモンドの素材にすることができます(たとえば火葬灰だと60gでも、毛髪だと2gで足ります)。ダイヤモンドを申し込むときは、火葬灰をいれる容器(専用バッグ)にそれらを少しだけ詰めて送れば大丈夫です。

遺骨ダイヤモンドの詐欺問題もあるので注意しよう

遺骨ダイヤモンドの詐欺もあるので注意しよう。こちらの日刊SPAの記事はある意味、実際にありえるので注意が必要です。

ここに書かれている内容ですが、

  • 遺骨ダイヤモンド=ジルコニア
    ※注意 ジルコニアではありませんし、ジルコニアは骨の成分から作れるものでもありません
  • 「数千円の代物が形見という付加価値だけで20、30万円に化ける」
    ※注意 遺骨ダイヤモンドの場合はもう少し高くて最低でも40万円近くになります。それに、すぐには出来上がらないので、半年くらい顔を合わせることになると思いますが、そのときには詐欺に気づけるかもしれませんね。
  • 「売りつけたジルコニアが本当にペットから作ったかどうかは専門機関でも判別不可能」
    ※注意 ダイヤモンドとジルコニアでしたら、だれがみても判別できます。
ダイヤモンドとジルコニアについては国民生活センターからも注意喚起が出ています。こちらの記事を参考になさってください。 → 遺骨ダイヤモンドと天然ダイヤモンドの違いは?

まとめ|ペットの思い出もダイヤモンドの素材になる

ペットのダイヤモンドを作るとき、ペットの火葬灰が足りないという問題がよく発生します。ペットを火葬しない場合でも毛髪や爪・首輪やいつも着ていた服をつかってダイヤモンドを作ることができます。その時に火葬灰も合わせて作ることもできます。値段は故人の場合もペットの場合も同じです。

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