猫の遺骨をダイヤモンドに?と夫が言った日のこと②

「猫の遺骨をダイヤモンドにするなんて、大げさじゃないか?」

夫がそう言った瞬間、

私は胸の奥がぎゅっと締めつけられた。

夫だって、うちの猫のことを大切に思っていた。

一緒に寝て、一緒にテレビを見て、

時には夫の膝の上で丸くなっていた。

でも、夫はまだペット供養の世界を知らないだけなのだ。

私は深呼吸して、ゆっくり言った。

「ねぇ、婚約指輪のダイヤモンドって覚えてる?」

夫は一瞬固まった。

「あれは、お前に永遠を誓ったんだよ」

「そうでしょ?

猫のダイヤモンドも、それと同じなんだよ」

夫は目を丸くした。

婚約指輪のダイヤモンドと、猫の遺骨ダイヤモンドは同じ永遠

「婚約指輪のダイヤモンドって、永遠の愛の象徴なんだよね」

「まぁ、そうだな」

「猫の遺骨ダイヤモンドも同じなの。

いつまでもそばにいるよっていう永遠の愛の形なんだよ」

夫は少し黙った。

「そう言われると、なんか分かる気がする」

形見としてのダイヤモンドは思い出の光

「もし婚約指輪をなくしたら、悲しいでしょ?」

「そりゃ悲しいよ。

ただの指輪じゃないからな」

「そう。

猫の遺骨ダイヤモンドもただの宝石じゃないの。

猫との思い出が詰まった形見なんだよ」

夫はゆっくりうなずいた。

「あいつ、よく俺の膝で寝てたな」

その声は少し震えていた。

婚約指輪のダイヤモンドと同じ輝きを持つ理由

「婚約指輪のダイヤモンドも、

猫の遺骨ダイヤモンドも、

同じ工程で作られるんだよ」

「同じ?」

「そう。

高温高圧で結晶化させて、

天然と同じ成分・硬さ・輝きを持つの」

夫は驚いた顔をした。

「じゃあ本物のダイヤモンドなんだな」

「そうだよ。

猫との永遠の愛を形にした、本物のダイヤモンドなんだよ」

猫の遺骨ダイヤモンドは生涯の宝物

私は夫に向かって、静かに言った。

「猫の遺骨をダイヤモンドにするのは、大げさなんかじゃないよ。

あの子との思い出を、永遠の輝きに変えるだけなんだよ」

夫はしばらく黙っていたが、

やがて小さくうなずいた。

「あいつ、きっと喜ぶよな」

その言葉に、私は涙がこぼれそうになった。

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