ペット終活って必要なの?と夫が言った日のこと
うちの猫が亡くなったとき、
胸の奥にぽっかり穴が空いたような気持ちになった。
そんな私を見て、夫はそっと言った。
「そんなに落ち込むとは思わなかった」
(いや、あなたも泣いてたじゃない)
でも、あのときの喪失感を思い出すと、
今なら言える。
「だからこそ、ペット終活って大事なんだよ」
夫は眉をひそめた。
「ペット終活?」
(夫の初耳スイッチが入った)
ペット終活とは?
「ペットとのお別れに備えて、飼い主ができる準備のことだよ」
- 最後まで大切にするため
- 飼い主が先に旅立っても困らないように
- ペットロスを軽減するため
夫は少し黙った。
「確かに、俺たちが先にいく可能性もあるもんな」
ペット終活の基本はエンディングノート
「ペットは自分でノートを書けないからね」
- 病気・怪我の対応
- 緊急時の引き継ぎ
- 食事の好み
- 生活習慣
- 思い出や名前の由来
「書きながら気持ちの整理もできるんだよ」
夫はうなずいた。
「それはいいな」
お金がかかるタイミングは終活とほぼ同じ
「医療費、介護、火葬、お墓
全部最後の時期に重なるんだよ」
夫は苦笑いした。
「確かに、あのとき病院代すごかったな」
「だからこそ、準備が必要なんだよ」
病気・介護に備える:ペット保険
「ペット保険は本当に大事だよ」
- 公的保険がない
- 医療費は全額自己負担
- 年間6万円以上かかる家庭が半数
- 補償割合や特約は定期的に見直す
夫はため息をついた。
「もっと早く入っておけばよかったな」
高齢ペットの介護とエンディングノート
「5家族に1家族が介護してるんだよ」
- 食事
- 排せつ
- 通院履歴
- 持病
- 予防接種
- 思い出
「書いておくと、誰かに預けるときも安心なんだよ」
ペット日記は思い出にも引き継ぎ資料にもなる
「日記があるとね、
もし私たちが入院しても、誰かが世話しやすいの」
夫はうなずいた。
「確かに、あいつの好きな缶詰ランキングとか書いておけばよかったな」
飼い主が入院する場合の準備
- 預け先を決めておく
- ノートや日記を共有
- ペットに会いに来てもらう
- ペットと暮らせる施設も検討
夫は真剣な顔になった。
「俺が倒れたら、頼むな」
「もちろん」
ペットの里親探しは難しい
「トイレの失敗とか、首輪の抵抗とかで断られることもあるんだよ」
夫は驚いた顔をした。
「そんな理由で?」
「だから早めに探すのが大事なの」
ペット信託という選択肢
「契約で引き取り手と費用を決めておく方法だよ」
- 行政書士に相談
- 費用は高め
- でも確実
夫はうなずいた。
「安心は買えるな」
ペットの火葬と供養
「自治体だと3,000円くらいだけど、供養はないの」
「民間は1〜5万円で供養あり」
夫は静かに言った。
「あいつはちゃんと供養してあげたいな」
ペット終活は愛情の証
私は夫に向かって、静かに言った。
「ペットはエンディングノートを書けない。
だから私たちが書いてあげるんだよ」
夫はしばらく黙っていたが、
やがて優しく言った。
「次の子を迎えたら、ちゃんと準備しような」
その言葉に、私は胸がじんわり温かくなった。



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