ダイヤモンドだけじゃないよと夫に伝えた夜
「メモリアルダイヤモンドにしたいんだ」
夕飯後、湯気の立つお味噌汁を前に、私はそっと切り出した。
夫は箸を止め、少し困った顔をした。
「うーんまだ、よく分からないんだよな。
ダイヤモンドって、本当に必要なのか?」
夫の慎重スイッチがまた入った。
このスイッチ、どこにあるのか一度見つけたい。
私は深呼吸して、優しく言った。
「じゃあね、ダイヤモンド以外にも手元供養っていろいろあるんだよ」
夫の眉がピクリと動いた。
興味が湧いたらしい。
手元供養とは?夫にも分かるように説明してみた
「手元供養ってね、遺骨をお墓に入れるだけじゃなくて、
自宅や身近な場所で供養する方法のことなんだよ」
夫はお茶をすすりながら聞いている。
「例えばね」
-ミニ骨壺
-セラミックプレート
-遺骨真珠
-仏壇・祭壇
-メモリアルジュエリー
-メモリアルアクセサリー
-メモリアルダイヤモンド
「こんなにあるのか」
夫は驚いた顔をした。
自宅での供養は違和感なく、自然に
「最近はね、ミニ仏壇もおしゃれで、
リビングに置いても全然違和感ないんだよ」
「へぇ仏壇ってもっと大きいものだと思ってた」
「今はインテリアみたいなデザインも多いの。
毎日自然に向き合える場所が作れるんだよ」
夫は想像しているのか、うんうんとうなずいた。
外出時にも持ち歩ける供養のかたち
「外出時に身につけられるものもあるよ」
-指輪
-ペンダント
-遺骨真珠
-メモリアルダイヤモンド
「外見からは遺骨って分からないし、
普通のアクセサリーとしても素敵なんだよ」
夫は少し照れながら言った。
「それなら、俺でもつけられるかもな」
各供養方法の特徴を、夫にも分かるように
私は夫に、ざっくり説明した。
-メモリアルダイヤモンド
遺骨や遺髪から炭素を取り出して作る。天然と同じ品質。
-ミニ骨壺
陶器・金属・木製など種類豊富。リビングにも置ける。
-セラミックプレート
遺骨を焼き固めたプレート。アートとして飾れる。
-遺骨真珠
真珠貝に遺骨を核として育てる。完成まで2年以上。
-仏壇・祭壇
小型タイプも多く、骨壺を収納できるものも。
夫は真剣に聞いていた。
(こういう時だけ真面目になるのは、昔からだ)
メモリアルダイヤモンドの窓口選びも大切
「ダイヤモンドにするなら、窓口選びも大事だよ」
-資料請求してみる
-メールや電話で問い合わせる
-日本語対応か確認
-対応が丁寧かどうか
「対応が悪かったら、無理に続けなくていいんだよ」
夫はうなずいた。
「高い買い物だし、信頼できるところがいいな」
墓じまい後の選択肢もある
「もし手元供養じゃなくてもね、
樹木葬とか海洋散骨っていう選択肢もあるよ」
「仏具店でも相談できるのか?」
「できるよ。
仏壇だけじゃなくて、供養全般の相談に乗ってくれるの」
夫は少し安心したようだった。
ダイヤモンドだけじゃない。大切なのはどう向き合いたいか
私は最後に、夫にこう伝えた。
「手元供養ってね、ダイヤモンドだけじゃないんだよ。
大切なのは、どう供養したいかなんだよ」
夫は静かにうなずいた。
「そうだな。
お母さんとどう向き合いたいか、ちゃんと考えたい」
その言葉を聞いて、私は胸がじんわり温かくなった。



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