遺骨ダイヤモンド>墓じまい>海洋散骨
「お母さんの遺骨、海洋散骨にしたいんだ」夕飯後、食卓に残ったお茶をすすりながら私がそう言うと、夫は箸を置いて固まった。「え?手元に何も残らなくなるのは寂しいだろ」夫の急にセンチメンタルスイッチが入った。普段は無口なくせに、こういう時だけ感情豊かになる。「でも、お母さんは海が好きだったし」「分かるよ。でもさ、何か一つくらい残しておきたいんだよ」夫の声は優しい。だからこそ、余計に胸が痛くなる。
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