人間の骨からダイヤモンドは作れますか?

2024年1月27日土曜日

遺骨ダイヤモンドの概要

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人間の骨からダイヤモンドは作れますか?という質問を頂いた。もちろん作れます。遺骨ダイヤモンドには、5つのカラー(オレンジ・イエローグリーン・レッド・ブルー・クリア)があります。大きさは0.1ct〜2.00ctまで。そのなかで、一番人気はオレンジ色の0.1ctです。オレンジは、なにも加えない素材の温かみを感じていただけます。

人間の骨からダイヤモンドは作れますか?


もちろん作れます。どうしてかというと、火葬した後の遺骨の中にも炭素が残っているからです。その微量の炭素を抽出してダイヤモンドを作っています。技術的に難しいのは、炭素をとことんまで取り出すことと、取り出した炭素に高温と高圧を加えることです。

その技術が意外と難しくて、炭素の取り出しはほんとうに微量な炭素を濾し取るようにあつめるので手間と時間がかかっています。高温高圧をかける点については、一応1980年代に技術が確立しました。その時点からさらに高温高圧がかけられるようになっています。

とはいいつつも、現在のラボでも大きさ2カラットまでしか受け付けてもらえていません。それより大きいダイヤモンドは、極端に時間と手間がかかるからでしょう。そして、1カラット以上のダイヤモンドもオレンジ色しか受け付けてもらえていません。そういうわけで、カラーとカラットについてもこちらの記事で紹介いたします。

ダイヤモンドのいい点

遺骨ダイヤモンドの特徴は、店頭に並んでいるダイヤモンドを選ぶのではなくて、自分で希望したダイヤモンドを作ってもらう点にあります。どうしてそのようなことができるかというと、炭素からダイヤモンドを作り出しているからにほかなりません。

遺骨ダイヤモンドの一番人気


遺骨ダイヤモンドの場合一番人気はやはりファンシーオレンジダイヤモンド0.1ctです。ダイヤモンドを作るとき、より自然で、温かみのあるオレンジ色にできあがります。0.1ctダイヤモンドは直径3mmくらいです。小さいので控えめに日常生活で活用することができます。そのファンシーオレンジですが、

ファンシーオレンジ

ファンシーオレンジ合成ダイヤモンドは、ダイヤモンド結晶を作るときに、特別、手を加えないでできる(より自然です)ダイヤモンドです。短い時間でできあがり、追加する材料もありません。(なにも足さない、なにも引かない)。

※人工ダイヤモンドのうちダイヤモンドは天然石が存在するため、本来は合成ダイヤモンドと呼ぶのが正しい呼び方です。

ダイヤモンドの色は炭素の中に残っている不純物によって発色します。オレンジは「窒素」によります。天然ダイヤモンドでは、褐色(または茶色)のダイヤモンドが一番算出量が多いそうです(天然ダイヤモンドの75%が褐色ダイヤモンド)。 そのため褐色(茶色)の天然ダイヤモンドは、値段がつかないくらい安い場合(稀少価値の問題)があります。メモリアルダイヤモンドでは、褐色から赤味を抜き取ったファンシーオレンジが「温かみのあるダイヤモンド」として一番人気です。

ところで、このダイヤモンドのカラーについてですがもう少し詳しく解説します。

カラー

合成ダイヤモンドには、5つのカラー(オレンジ・イエローグリーン・レッド・ブルー・クリア)があります。

  •  オレンジ
    一番人気。温かみのある色です 
  • イエローグリーン
    明るいダイヤモンドに仕上がります 
  • レッド
    天然ダイヤモンドでは「産出量」が少ないので、稀少価値が高いです。 
  • ブルー
    うみやおおぞらのような青色です。 
  • クリア
    無色透明。天然ダイヤモンドだと、最高ランクです。

なお、合成ダイヤモンドの色を表現する名称としてファンシーの名称が付きます。イエロー系は窒素による発色です。青色はホウ素によります。クリア(場合によってはホワイトと表現することもあります)ダイヤモンドは、それら不純物を完全に抜き取った場合できあがります。天然ダイヤモンドの場合は地下の高温高圧を数百万年という時間をかけている間に炭素純度が100%に限りなく近くなった場合、クリアなダイヤモンド結晶ができあがります。

それに対して合成ダイヤモンドは、数ヶ月しか時間をかけないので不純物が残りやすいのです(数十年前、合成ダイヤモンドができ始めた頃は透明なダイヤモンドはできませんでした)。

さて、次にダイヤモンドの大きさを解説します。

カラット

0.1ctはだいたい直径3mmです(ラウンドブリリアントカットの場合)。カラットはダイヤモンドの大きさを表す目安ですが、実際にはダイヤモンドや宝石の重さの単位です。1ctは0.2gですので、1gは5カラットになります。メモリアルダイヤモンドを申し込みできる最大の大きさは2.00ctまでです。一番人気の0.1ctは、そのなかでも一番小さいダイヤモンドです。

0.1ctメモリアルダイヤモンドのお値段は

  • ¥308,000ファンシーオレンジ 
  • ¥374,000ファンシーイエローグリーン 
  • ¥396,000ファンシーレッド 
  • ¥429,000ファンシーブルー 
  • ¥418,000クリアカラー 
になっています。

ダイヤモンドの申し込みができる窓口

遺骨ダイヤモンドの窓口は、日本国内に6社以上あります。どの窓口を選ぶかは、それら窓口にどれだけ魅力を感じられるか、なので私から押し付けたりはしません。私の場合は、1社だけ懇意にさせていただいている窓口があるので、おすすめは?と問われたらそこを答えることにしています。

※「ダイヤモンドの窓口比較6社」記事へリンクを載せました。

ダイヤモンドのことでわからないことや疑問質問がありましたら、電話やメールで問い合わせするといいです。日本語が通じない窓口もあるので注意してください。高いお金を払って申し込みますので、なるべく親身になってもらえる窓口を見つけましょう。そのためには、たとえば「資料を送ってください」と最初に簡単なお願いしてみるといいです。対応が悪いようなら、以降、連絡をやめます。

まとめ|人間の骨からダイヤモンドは作れますか?

もちろん、作ることはできます。どうして作るようになったかというと、個人の思い出を形として遺したいという家族の願いからです。

遺骨ダイヤモンドの特徴は、5つのカラー(オレンジ・イエローグリーン・レッド・ブルー・クリア)でした。大きさは0.1ct〜2.00ctまであります。そのなかで、一番人気は「オレンジ」「0.1ct」でした。オレンジ色の合成ダイヤモンドは、個性のある温かみが感じられる色だからです。

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