「遺骨ダイヤモンドは違法なの?」夫へ、法律よりも大切なこと
「遺骨をダイヤモンドにするなんて、法律違反じゃないのか?」。
そう夫に言われたとき、私は少し寂しくなった。
夫は、私のことを心配してくれている。それは分かっている。でも、私は、法律よりも、お母さんへの想いを大切にしたいのです。
今回は、そんな夫の疑問に、きちんと答えたいと思います。
「法律違反」ではありません
法律には、遺骨をダイヤモンドにするという明確な規定はありません。
でも、安心してください。遺骨をダイヤモンドにすることは、決して法律違反ではありません。
「墓地埋葬法」:
この法律は、お墓以外の場所に遺骨を「埋める」ことを禁じています。遺骨ダイヤモンドは、お骨を自宅に保管する「手元供養」の一種なので、法律にはあたりません。
「死体遺棄」:
これは、遺骨を尊重せずに捨てる行為を指します。遺骨ダイヤモンドは、故人を想う気持ちから生まれるもの。決して、法律違反にはなりません。
「死体損壊罪」:
この法律についても、法務省が「葬送のための祭祀で、節度をもって行われる限り問題はない」という見解を示しています。遺骨ダイヤモンドは、故人を供養するための行為なので、心配はいりません。
お墓を持たないという選択
夫は、お墓を持つことが、昔からの当たり前だと思っているかもしれません。
でも、時代は変わりました。
経済的な問題:
お墓を建てるには、多額のお金が必要です。
守っていくことの難しさ:
核家族化が進み、お墓の管理や継承が難しくなりました。
だからこそ、お墓の代わりに、遺骨ダイヤモンドを選ぶ人が増えているのです。
遺骨ダイヤモンドと散骨
お墓を持たない選択肢として、「散骨」があります。でも、散骨にはこんなデメリットも。
あとあと、お祈りする場所がない
忘れ去られることがある
遺骨ダイヤモンドは、このデメリットを解決してくれます。
いつも身につけられる
お祈りする場所が、いつでもそばにある
お母さんの遺骨を、大海原に還してあげる。そして、その一部をダイヤモンドにして、いつもそばに置いておく。
それは、お墓を作るよりも、もっと温かい供養の形ではないでしょうか。
まとめ
遺骨をダイヤモンドにすることは、法律違反ではありません。
遺骨ダイヤモンドは、お墓を持たない、新しい供養の形です。
法律よりも、お母さんへの想いを大切にしたいと、私は願っています。
「お母さんを、永遠の輝きに変えさせてほしい」。
この気持ちが、どうか夫に伝わってほしいと願っています。
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