「ダイヤモンドって本当に硬いの?」夫に聞かれたら…
「お母さんの遺骨をダイヤモンドにしたい」。そう夫に伝えたら、「ダイヤモンドって、本当にそんなに硬いのか?」「もし割れたらどうするんだ?」と、心配そうな顔をした。
確かに、ダイヤモンドが世界で一番硬い宝石だというのは、誰もが知っていること。でも、本当にそうなのでしょうか?
今回は、そんな夫の疑問に答えるべく、ダイヤモンドの「硬さ」について、改めてお話ししたいと思います。
ダイヤモンドより硬いものがある?
実は、ダイヤモンドよりも硬い物質があるんです。
ネットで調べてみると、
ウルツァイト窒化ホウ素:ダイヤモンドの1.18倍
ロンズデーライト:ダイヤモンドの1.58倍
カルビン:なんとダイヤモンドの3倍!
これらの物質は、どれも「炭素」や「窒素」といった、身近な元素でできています。
特に「ロンズデーライト」は、隕石が地球に衝突した時の衝撃で生まれたものだと言われています。
なんだか、ロマンを感じますよね。
意外と知らない?「硬さ」と「もろさ」
「ダイヤモンドは硬い」というのは本当です。それは、原子がとても強い力で結びついているからです。
しかし、ダイヤモンドには意外な一面があります。それは、「割れやすい」という性質です。
ダイヤモンドには「へき開(へきかい)」という、決まった方向に沿って割れやすい性質があります。
ガラスや陶器の食器もそうですが、硬いものほど、衝撃を与えると割れやすい性質があるんです。
だから、ジュエリーとして身につける時は、ぶつけたり落としたりしないように、注意が必要です。
遺骨ダイヤモンドと「硬さ」の関係
「せっかく作ったのに、割れてしまったら…」。夫の心配はもっともです。
でも、遺骨ダイヤモンドは、故人との絆を象徴する、特別な存在です。
もし、万が一傷がついてしまっても、それは「永遠の別れ」を意味するものではありません。
むしろ、傷がついたことで、私たちは「お母さんがいつもそばで見守ってくれている」ことを、より強く感じられるはずです。
まとめ
ダイヤモンドより硬い物質は、ウルツァイト窒化ホウ素、ロンズデーライト、カルビンなどがあります。
ダイヤモンドは「硬い」けれど、「割れやすい」という性質も持っています。
遺骨ダイヤモンドは、故人との絆を形にした特別な存在です。
この記事が、夫の不安を少しでも和らげ、お母さんを想うあなたの気持ちを理解してくれるきっかけになることを願っています。
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