遺骨ダイヤモンドは日本で作れる?海外ラボの秘密と心のつながり
「え? パパの遺骨からダイヤを作るって?まさかあなた、夜中にリビングでツボ持ってお骨をゴリゴリ怪しい実験する気じゃないでしょうね!?」前回の「海×ダイヤ」計画に味をしめた私に、夫が本気でおびえた顔でツッコんできました。失礼な、いくら私がDIY好きだからって、さすがに自宅のキッチンでお骨をダイヤモンドに錬金する技術はありません(笑)。
遺骨ダイヤモンドは日本で作れる?
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| 遺骨ダイヤモンドは日本で作れる? |
「じゃあ、日本のどっかの工場で作るの?」と疑問に思った夫。
実はここ、意外と知られていない落とし穴なのですが……。現在、遺骨から直接ダイヤモンドを作る「ラボ(製造工場)」は日本国内にはひとつも存在しないのです!
「えっ、じゃあ騙されてるの!?」とさらに焦る夫をなだめつつ、今回は、なぜ遺骨ダイヤがわざわざ海外で作られるのか、その舞台裏にある「ドラマ」と「安心の秘密」について、コメディタッチで優しく解説します!
なぜ日本にない?「技術はあるのに作れない」大人の事情
日本といえば、ものづくり大国。人工ダイヤモンド(業界では「ラボ・グロウン・ダイヤモンド」なんてお洒落に呼ばれています)を大量生産する技術だって一級品です。
実際、国内には故人の「遺品(お骨以外の愛用品など)」からダイヤを作る会社は存在します。なのに、なぜ「遺骨」になると途端に国内ラボがゼロになってしまうのでしょうか?
そこには、日本のちょっと複雑な事情があります。
ハードル①:法律とご近所の壁
日本には「墓地埋葬法」という厳しい法律があります。さらに、住宅街の近くに「遺骨を加工する施設ができます!」なんて言おうものなら、近隣住民の皆さんから「ちょっと待って!」と大反対が起きるのは想像に難くありません。
ハードル②:コスパと管理の限界
海外のラボは、工場というよりさながら「超厳重な科学研究所」。他人の遺骨と絶対に混ざらないよう、ものすごい手間暇をかけて1つずつ個別管理しています。これを人件費の高い日本でやろうとすると、採算が合わずに会社がドカンと破産してしまうのかもしれません。
というわけで、我が家の「未来のパパダイヤ」は、スイス、アメリカ、フィンランドといった、海外の自然豊かでセキュリティー万全な限られたラボで、じっくり大切に育てられることになるのです。
英語のメールが愛おしい!?完成までの半年間に起きる奇跡
「海外に送るなんて、途中で行方不明になったり、別人のダイヤとすり替わったらどうするんだよ!」と、心配性な夫はまだ疑り深い目をしています。
確かに、大切な遺骨を海外へ送り出し、完成して戻ってくるまでには半年以上の長い時間がかかります。普通なら「本当に大丈夫?」とハラハラしますよね。
でも、実はこの「待つ時間」こそが、遺された家族の傷ついた心をゆっくり癒してくれる最高の特効薬になるのです。
ラボは「心を伝えるサービス」
申し込みを終えると、定期的に海外のラボから「今、炭素の抽出が終わりましたよ!」「今、天然の地球内部と同じ超高温・高圧(HPHT)の機械の中で、お骨がじっくり結晶になっていってますよ!」という経過報告メールが届きます。
もちろん海外からなので、原文は英語。それを、日本の申し込み窓口のスタッフさんが「パパさん、今がんばって輝いてますよ!」と温かい日本語に翻訳して転送してくれるのです。
1ヶ月目:日本国内の窓口で申し込み
ペンダントにするか、リングにするか、デザインを悩みながら決める楽しい時間。マグカップ1杯分のお骨を丁寧に送り出します。
2〜3ヶ月目:海外ラボに到着・炭素の抽出
「無事にスイスのラボに到着しました!」のメールに一安心。お骨からダイヤモンドの元になる炭素だけをピュアに取り出します。
4〜5ヶ月目:高温高圧マシンで結晶化
地球の奥底と同じ環境を再現したマシンの中で、じっくり時間をかけてダイヤモンドへと成長。「現在、順調に育っています」の報告が唯一の楽しみに。
6ヶ月目〜:カッティング・日本へ帰国
輝く宝石にカットされ、日本のスタッフさんの優しい手を通って、ついに「新しい姿」になったパパが我が家にただいま!
最初は寂しくて泣いていた家族も、このメールを読むたびに「パパ、今頃スイスで綺麗にしてもらってるんだな……」と、不思議と前向きな気持ちになれる。遺骨ダイヤは、単なる工業製品ではなく、この「待つ時間」も含めたハートフルなサービスなんですね。
失敗しない!親身な窓口を見分ける簡単チェック法
日本国内には、海外ラボへの仲介をしてくれる申し込み窓口が6社以上あります。
中には「日本語が全く通じない・対応が不親切」なんていう、高額なお買い物を託すにはちょっと怖い窓口もあるので注意が必要です。
そこで、我が家のように「絶対に失敗したくない!」という方のための、簡単な窓口見極めテクニックをご紹介します。
【ステップ1】まずは「資料請求」をしてみる
最初に、電話かメールで「検討中なので資料を送ってください」と、あえて簡単なジャブを打ってみましょう。
【ステップ2】対応の「温度」をチェックする
- 優秀な窓口: すぐに親切丁寧な手紙付きで資料が届く。こちらの不安に寄り添ってくれる。
- NGな窓口: 返事が何日も来ない。資料がペラ紙1枚で愛想がない。「早く契約しろ」と催促が激しい。
最初の対応で「うーん、なんか冷たいな……」と感じたら、どんなに予算が安くてもそこはスパッと断るのが賢明です。大切な人を託す場所ですから、家族みたいに親身になってくれるパートナー(窓口)を選びましょう。
【おまけ】「職場でダイヤ禁止」だったらどうする?
ここで夫が「あのさ、俺の職場、製造業(または公務員)だから時計以外のアクセサリー全面禁止なんだけど。俺がダイヤになったら、お前仕事中に着けられないじゃん」と、一丁前に鋭い指摘をしてきました。
確かに、職場の雰囲気によっては「故人の形見なんです!」と言っても、トラブルを避けるために着用を控えた方が良いケースもあります。
でも、心配ご無用!
身につけられないなら、お家に可愛いミニ祭壇を作って、そこに小さなガラスケースに入れて飾っておくだけでも十分素敵です。お仕事が終わって帰宅してから、「今日も1日お疲れ様」って、引き出しから出してそっと指にはめる……そんな秘密のルーティンも、なんだかロマンチックだと思いませんか?
まとめ|日本で作れなくても、絆は1ミリも離れない
結論として、遺骨ダイヤモンドは日本の中では作れません。でも、日本の信頼できる窓口のスタッフさんが間に入って、日本語で最初から最後まで優しくエスコートしてくれるので、海外製だからといって不安になる必要は全くありません。
むしろ、遠い海外のラボで「あなたのために」輝く宝石へと生まれ変わるプロセスそのものが、遺された私たちの心のグリーフケア(深い悲しみを癒やすこと)になってくれます。
「パパ、日本にラボがないからって、海外旅行気分でスイスのチョコばっかり食べて太って(カラット数大きくして)帰ってきちゃダメだからね?」
そんな冗談を言い合えるくらい、明るく未来の終活をプロデュースしてみるのも、家族の素敵な絆の形です。

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