「カラフルでいいね!」夫も驚く、遺骨ダイヤモンドの魅力と秘密
「ねぇ、お骨から作るダイヤモンドって、いろんな色があるんだね!カラフルでいいね! オレ、戦隊ヒーローみたいに家族全員分の色を揃えて並べたいな!」パンフレットを見ながら、相変わらず的外れな方向へ目を輝かせている我が家の夫。
カラフルでいいね!
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| オレンジダイヤモンド |
「ちょっと待って、戦隊ヒーローを結成するために家族をダイヤにしないで」とツッコミを入れつつも、夫の言う通り、そのバリエーションの豊かさと美しさには私も正直驚いてしまいました。
「でもさ、お骨から作ったダイヤって、見た目はおもちゃっぽかったり、すぐ削れたりしないの?」と、今度は急にリアルな心配をし始める夫。
安心してください。人工的に作られるとはいえ、その硬さ、輝き、成分は天然のダイヤモンドと100%全く同じ。プロの鑑定士がルーペで見ても、天然モノと区別することは絶対にできない本物の輝きなのです!
今回は、そんな神秘的な遺骨ダイヤモンド(最近では髪の毛などからも作れるため「炭素から作るダイヤモンド」とも呼ばれています)の仕組みや、夫が興奮した「カラー」の秘密について、専門用語を噛み砕いて楽しく解説します!
ほぼカルシウムの遺骨から、どうやってダイヤが生まれるの?
ここで夫から、もっともな疑問が飛び出しました。
「火葬したあとの遺骨って、ほとんどカルシウム(骨の成分)じゃん? ダイヤモンドって炭素(カーボン)の塊でしょ?詐欺じゃないの!?」
疑り深い夫のために、科学の授業を始めましょう。
確かに、お骨の大部分はカルシウムです。ダイヤモンドの元になる「炭素」は、火葬の強烈な熱でほとんどが二酸化炭素になって空へ飛んでいってしまいます。
しかし! 奇跡的に全体の約1%だけ、お骨の中に炭素が踏ん張って残っているのです。
1カラット(ct)=0.2グラム
手元供養に必要な遺骨(約60g)があれば、その1%にあたる約0.6gの炭素が抽出できます。
計算上は、0.6gの炭素があれば3カラットもの大粒ダイヤが作れることに!(※ただし、現在の海外ラボのマシンの限界で、作れる最大サイズは2カラットまでとなっています。十分すぎますけどね!)
この、お骨の奥底にひっそり残された「故人の生きた証(1%の炭素)」を、最新科学の力で優しく、丁寧に引っ張り出してダイヤの素材にするわけです。
遺骨がなくても大丈夫?思い出の品でも作れる!
「もしお骨が足りなかったらどうするの?」と心配する夫。実は、お骨が手元にない場合や、生前の思い出を形にしたい場合、故人が大切にしていた「遺品」から炭素を抽出することもできるんです。
- 生前に愛用していた眼鏡や帽子
- お気に入りのお洋服やお布団
- お父さんが毎日書いていた日記や思い出の写真
これらからもダイヤを作ることができます。最近では、ご結婚やご出産などのハッピーな記念に、自分たちの「髪の毛」をラボに送ってメモリアルダイヤモンドを作るお洒落なご夫婦も増えているんですよ。
地球が数百万年かけるお仕事を、ラボが数ヶ月で凝縮!
天然のダイヤモンドは、地球のずーっと深い地下120km以上の場所で、ものすごい熱と圧力によって作られます。それがマグマに乗って地表近くにプカプカ浮いてくるまでには、数百万年という気が遠くなるような時間がかかります。
遺骨ダイヤモンドを作る海外のラボでは、この「地下120kmの超高温・超高圧(HPHT)」の環境を、特大のマシンを使って人工的に再現します。
地球が数百万年かけてやる仕事を、最先端テクノロジーによって「数ヶ月」というポップな期間にギュッと凝縮するわけです。
「なんだ、すぐできちゃうなら有難みがないな」なんて夫は言いますが、この「数ヶ月」という待つ時間こそが、遺された家族にとっては、大切な人との思い出を振り返り、少しずつ前を向くための優しい心の準備期間(グリーフケア)になってくれます。
夫も納得!ダイヤの「カラー」が決まる面白いヒミツ
さて、夫が「カラフルでいいね!」と大はしゃぎした色の秘密に迫りましょう。
天然のダイヤは茶色っぽいものが多く、カラフルなものは超レアですが、遺骨ダイヤはまるで宝石箱のように好きな色を選ぶことができます。
実はこの色、炭素の中にほんの少しだけ混ざっている「不純物(微量成分)」の仕業なのです!
- イエロー/グリーン:主に窒素(ちっそ)が混ざることで発色
- ブルー:主にホウ素(ボロン)が混ざることで発色
- ブラック:炭素の仲間であるグラファイト(黒鉛)が原因
- ブラウン:いろんな成分が複雑に混ざり合うことで発生
ラボの天才科学者たちは、この不純物をあえて残したり、きれいに取り除いたりすることで、色をコントロールしています。「お母さんはいつも明るかったから、ひまわりみたいなイエローね」「おじいちゃんはクールだったからブルーにしよう」と、故人のイメージにぴったりの世界にひとつだけのカラーダイヤを生み出せるのです。
後悔しない窓口選び:まずは「文字の読みやすさ」から?
日本国内には、これら海外ラボへお骨を届けてくれる仲介窓口が6社以上あります。「どこが一番おすすめ?」と夫に聞かれましたが、こればかりは高価なお買い物ですし、相性もあるので「ここが絶対!」とは一概に言えません。(個人的に仲良しの信頼できる窓口はありますけどね!)
もし気になる窓口を見つけたら、まずは「資料請求」のメールを1通送ってみるのがおすすめです。
ここで「日本語の文章がどこか怪しいな」「対応が機械的で冷たいな」と感じたら、その直感を信じて回れ右(お断り)しましょう。あなたの大切な家族の「1%の形見」を預ける場所ですから、とことん親身になってくれる温かいスタッフさんがいる窓口を選ぶのが大正解です。
まとめ|永遠に輝き続ける、あの人の個性
火葬の炎にも負けず、お骨の中にわずかに残った1%の炭素。それを地球の底と同じパワーでじっくり育てた遺骨ダイヤモンドは、単なる高級なアクセサリーではありません。
結晶を育てる時間によって「大きさ(カラット)」を、残す成分によって「色」を変え、故人の個性をそのまま宿して帰ってきた、身代わりのような存在です。
「へぇー、オレがダイヤになったら、窒素をたっぷり残して『情熱のレッド』にしてくれよな!」
また間違った知識でドヤ顔をする夫(※窒素はイエローです)。
「はいはい、その前に、パパのお小遣いからダイヤ代を『不純物』として毎月コツコツ天引きしておくからね」
そんな未来の約束を交わしながら、大切な人との絆をどんな色で残したいか、リビングでワイワイ話し合ってみるのも、現代の温かい家族の風景かもしれません。

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