夫に「遺骨ダイヤモンドは高すぎる」と言われたあなたへ
「遺骨ダイヤモンドにしたい」。そう夫に伝えたら、「そんなに高いものなの?」「天然ダイヤモンドよりずっと高いじゃないか」と反対されていませんか?
大切な人を亡くした悲しみに寄り添うはずの遺骨ダイヤモンドなのに、その値段が原因で夫と意見が合わないのは辛いですよね。
今回は、遺骨ダイヤモンドがなぜ天然ダイヤモンドよりも高くなるのか、その理由を正直にお話ししたいと思います。
遺骨ダイヤモンドと天然ダイヤモンドの値段の違い
この記事を書いている時点(2023年1月)で、遺骨ダイヤモンドの価格は、0.25カラットで40万円以上が相場です。
一方で、通販サイトで同じくらいのサイズの天然ダイヤモンドを探してみると、6万円〜8万円程度で見つかることがあります。
これだけ値段に差があると、「遺骨ダイヤモンドって本当に故人の遺骨から作られているの?」と疑ってしまう気持ちも分かります。
しかし、この値段の差こそが、遺骨ダイヤモンドの「信用」の証なのです。
なぜ遺骨ダイヤモンドは高価なの?
遺骨ダイヤモンドの価格が高いのは、ひとえに「遺骨の管理」に手間と費用がかかるからです。
天然ダイヤモンドは、大量に掘り出され、大量に流通します。しかし、遺骨ダイヤモンドは、一つひとつの遺骨を、他の人のものと混ざらないように厳重に管理しなければなりません。
ダイヤモンドのラボでは、遺骨の保管場所や状態が変わるたびに、細かく記録を取っています。これは、「このダイヤモンドは、確かにあなたの愛する人から作られました」と証明するための、誠実な取り組みなのです。
ダイヤモンドを分析しても「誰の遺骨から作られたか」は分かりません。だからこそ、こうした徹底した管理が、何よりも大切になります。
遺骨ダイヤモンドには「愛の証明書」がつく
遺骨ダイヤモンドが完成すると、ダイヤモンドと一緒に「証明書」が届きます。
この証明書には、ダイヤモンドの品質を表す「4C(カラー、カット、クラリティ、カラット)」に加えて、「どなたから取り出した炭素で生成したダイヤモンドか」が明記されています。
これこそが、遺骨ダイヤモンドがただの宝石ではない、故人との絆を証明する唯一無二のものであることの証です。
信頼できる「窓口」を見つけることが一番大切
「どこに頼めばいいか分からない」という場合は、まずは気軽に「資料を送ってください」と連絡してみましょう。
- 連絡がスムーズか
- 質問に丁寧に答えてくれるか
- 親身になってくれるか
これらの対応で、その窓口が信頼できるかどうかを見極めることができます。
大切な人を亡くしたばかりで、心細い気持ちはよく分かります。だからこそ、高額な買い物だからこそ、あなたの気持ちに寄り添ってくれる窓口を見つけてください。
まとめ
遺骨ダイヤモンドが高いのは、一つひとつの遺骨を厳重に管理し、故人との絆を証明するためです。
「愛する人のものから作られた」という信用こそが、遺骨ダイヤモンドの価値です。
この記事が、あなたの不安を少しでも和らげ、夫との話し合いのきっかけになることを願っています。
コメント
コメントを投稿