遺骨ダイヤモンドに嘘はないのか?
遺骨ダイヤモンドは、天然ダイヤモンドに比べてお値段が高くなります。そのため「嘘じゃないか」と思われる人もいらっしゃいます。お値段が高いのは遺骨の管理をしっかりしているからです。
遺骨ダイヤモンドは天然ダイヤモンドの数倍の値段
この記事を書いている時点で(2023年1月18日)ダイヤモンドの通販サイトで値段を調べてみました。カラットやクラリティ・カラー・カットが同じではないので、正確に比較はできませんが、メモリアルダイヤモンドの価格は(特定の1社の場合ですが他の窓口でもだいたい同じです)
- 0.25ct 407,000円
(税込。ファンシーオレンジ)
これに対して、天然ダイヤモンドの価格はこちら
- 参考価格
0.30ct 59,900円 ~ 84,000円
(税抜。参考価格として、Blue Nile という通販サイトで確認)
遺骨ダイヤモンドは信用がベース
遺骨ダイヤモンドの会社は価格を隠したりはしません。ありのままを報告するしかないからです。ご相談にも親身に対応するよう心がけています。遺骨とダイヤモンドをあつかうためには信用が大切だからです。
このような、疑問がよく寄せられます。
素材の一部をどこかよそから持ってきているんじゃないか?
このようなご心配は直接聞いたことがありませんが宣言しておきます。本当に故人の遺骨から炭素を抽出して、故人のダイヤモンドを作っています。ダイヤモンドを分析しても、その人の炭素かどうかは分析できません。ラボ(ダイヤモンドを生成する拠点)では、遺骨の保管場所や状態が変わるたびに記録をとっています。故人がダイヤモンドとしてお帰りになられるときに、そのかたの遺骨から生成したことを証明するためなのです。
天然ダイヤモンドのほうがなぜ安い?
天然ダイヤモンドが安い理由は価格競争が激しいからです。それに伴い、技術革新が進みました。技術革新というと、
掘削技術
天然ダイヤモンドを大量に掘り出す装置が大型化しています
掘削方法
安い労働力を使っている場合もあり問題が起こっています
どちらの技術革新も大量の資金調達のためです。現在では紛争ダイヤモンド問題がおこっています。合成ダイヤモンドは紛争ダイヤモンド問題を解決する一つの答えになるかもしれません。
映画『ブラッド・ダイヤモンド』(デカプリオ)
2006年レオナルド・ディカプリオ主演。紛争ダイヤモンド問題が一般に知られるようになった映画です。
ダイヤモンドの証明書もつけてもらえますか?
希望にあわせたダイヤモンドの大きさや色を選ぶことができます。ここが天然ダイヤモンドと合成ダイヤモンドの大きな違いです。素材の炭素から選ぶことができるからこういう事が可能なのです。ダイヤモンドの完成後はダイヤモンドと一緒に証明書が届きます。この証明書には、ダイヤモンドの品質を表す4Ç(カラー・カット・クラリティ・カラット)の他に、「どなたから取り出した炭素で生成したダイヤモンドか」を証明してあります。
遺骨ダイヤモンドの申し込みはどうすればいいですか?
ダイヤモンドを申し込みできる窓口は、日本国内に6社以上あります。どの窓口を選ぶかは、それら窓口にどれだけ魅力を感じられるか、なので私から押し付けたりはしません。私の場合は、1社だけ懇意にさせていただいている窓口があるので、おすすめは?と問われたらそこを答えることにしています。
ダイヤモンドのことでわからないことや疑問質問がありましたら、電話やメールで問い合わせするといいです。日本語が通じない窓口もあるので注意してください。高いお金を払って申し込みますので、なるべく親身になってもらえる窓口を見つけましょう。
※「メモリアルダイヤモンドの申し込み窓口6社比較」記事へリンクを載せました。
そのためには、たとえば「資料を送ってください」と最初に簡単なお願いしてみるといいです。対応が悪いようなら、以降、連絡はやめましょう。
まとめ|遺骨ダイヤモンドに嘘はないのか?
個人(故人)の遺骨(や、髪の毛など)から炭素を抽出して、メモリアルダイヤモンドをおつくりしています。遺骨ダイヤモンドの値段のほうが高い理由は、炭素素材の管理をしっかりしているからです。ダイヤモンドを扱うだけではなく、窓口では相談にも親身に対応いただけるところがいいところです。