どうせならダイヤモンドは大きくしたいと夫が言った日のこと
「お母さんの遺骨をダイヤモンドにしたいんだ」
私がそう言うと、夫は少し考えてから言った。
「どうせなら、できるだけ大きくしてあげたいな」
その言葉に、私は胸がじんわり温かくなった。
(この人、本当は誰より優しいんだよね)
でも同時に、現実的な不安もよぎる。
「大きくすると値段がね」
夫は苦笑いした。
「そこはまあ、相談しよう」
(はい、夫の財布スイッチも同時にオン)
そんな私たちにぴったりだったのが、
ラフカットという選択肢だった。
ラフカットって何?
「ラフカットってね、原石をほぼそのまま仕上げる方法なんだよ」
- 表面はごつごつ
- ピカピカの輝きではない
- 形はいびつ
- 正方形でも丸でもない
最初見たとき、私は思った。
「笑ってるダイヤモンド?」
でもroughcut(ラフカット)と聞いて納得した。
なぜラフカットを選んだのか?
「一番の理由はね遺骨を無駄にしたくなかったから」
通常のダイヤモンドは、
- 輝きを出すために削る
- 形を整えるために削る
つまり、
削れば削るほど小さくなる。
でもラフカットは、
- ほぼ削らない
- 炭素を最大限そのまま使える
- 結果として大きく仕上がりやすい
さらに、
- 通常のカットより少し安い
- カット工程がないので早く届く
夫はうなずいた。
「それ、いいな」
そして起きた嬉しいサプライズ
ラフカットを選んで数ヶ月後。
ダイヤモンドが届いた。
箱を開けた瞬間、私は叫んだ。
「えっ大きい!!」
注文は0.25ct。
届いたのは0.5ct。
倍。
倍である。
夫も目を丸くした。
「え、サービス?」
窓口の方に聞くと、こう言われた。
「遺骨ダイヤモンドは結晶に個体差があるんです。
大きくできても追加料金はありません。
小さかった場合は差額を返金します」
私は思わず涙が出そうになった。
(お母さん、頑張って大きくなってくれたのかな)
ラフカットの良いところ・悪いところ
◎良いところ
- 遺骨を無駄なく使える
- 想像より大きく届くことがある
- カット工程がないので早く受け取れる
- 原石のごつごつ感が唯一無二の存在感
△悪いところ
- ジュエリー加工(リングやネックレスにすること)が難しい
- 持ち歩きにくい
- 飾る場所が必要
- 後からカットするのは危険(破損リスク)
夫は言った。
「原石のままって、なんかお母さんらしいな」
その言葉に、私はまた胸が温かくなった。
ラフカットとは?
- 原石を最小限だけ整える仕上げ
- 形はいびつ、表面はごつごつ
- 自然のままの美しさがある
ラフカットの魅力
- 遺骨を無駄にしない
- 大きく仕上がりやすい
- 価格が少し安い
- 早く受け取れる
嬉しいサプライズの可能性
- 結晶の個体差で大きくなることがある
- 追加料金なし
- 小さかった場合は返金
デメリット
- ジュエリー加工が難しい
- 後からカットは危険
夫に伝えたいこと
- 大きさを求めるならラフカットは最適
- 遺骨を最大限活かせる
- 世界に一つだけのお母さんの原石になる



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