夫に「遺骨ダイヤモンド」が理解されない…どうすれば?
「お母さんの遺骨をダイヤモンドにしたい」。そう夫に打ち明けた時、「遺骨からダイヤモンドなんて、本当にできるの?」と心配されていませんか?
大切な人を亡くしたばかりで、ただでさえ心が揺れているのに、その思いを共有してもらえないのは辛いですよね。
今回は、遺骨ダイヤモンドの仕組みや、あなたが抱えているかもしれない疑問についてお話しします。そして、夫に「この想いを形にしたい」と、もう一度話してみるためのヒントをお伝えします。
「遺骨ダイヤモンド」って、何?
遺骨ダイヤモンドは、故人の遺骨や遺品からごくわずかに残った炭素を取り出して、人工的に作られるダイヤモンドです。
最近では、墓じまいや海洋散骨をされる方が増え、「手元に何も残らない」という寂しさを補うために、遺骨ダイヤモンドを選ぶ方も多くなっています。
また、亡くなった方のためだけでなく、結婚や出産といった人生の記念に、ご自身の髪の毛などから作る人も増えてきたことから、「メモリアルダイヤモンド」や「炭素から作るダイヤモンド」とも呼ばれるようになりました。
なぜ「ラボ」でしか作れないの?
遺骨ダイヤモンドは、ただの「工場」や「製作所」で作られるものではありません。
ダイヤモンドを作る場所を「ラボ」と呼ぶのは、そこが大量生産を目的とする場所ではないからです。遺骨ダイヤモンドのラボでは、故人の大切な遺骨が、間違いなくダイヤモンドになって手元に返ってくるように、ひとつひとつ丁寧に管理されています。
この、心を込めた温かい対応が、悲しみを抱えるあなたの心を癒してくれるはずです。
完成までの「旅」も大切に
申し込みをすると、遺骨は「旅」に出ます。ダイヤモンドになって帰ってくるまで、どこで何をしているのだろう…と、寂しさを感じるかもしれません。
でも、安心してください。
ラボからは、数週間おきに製作過程の連絡が届きます。そのメールを読むたびに、「お母さんは今、こんな風に生まれ変わろうとしているんだ」と、前向きな気持ちになれるはずです。
遺骨ダイヤモンドにも「4C」がある?
遺骨ダイヤモンドにも、天然ダイヤモンドと同じように「カラット」「カラー」「クラリティ」「カット」という国際基準の評価がつけられます。
特に注目してほしいのが「カラー」です。遺骨ダイヤモンドは、天然のダイヤモンドとは違い、余計な手を加えない「ファンシーオレンジ」が人気です。温かみのあるこの色が、故人との温かい思い出をよみがえらせてくれるでしょう。
遺骨が足りない場合は?
「遺骨が少ないけど、ダイヤモンドは作れるの?」という質問をよくいただきます。
遺骨は、マグカップ1杯分(約60g)あればダイヤモンドを作ることができます。量が足りなくても、生前に集めておいた爪や髪の毛、思い出の品などから炭素を取り出すこともできます。
まとめ|「信頼できる窓口」を見つけることが大切
遺骨ダイヤモンドを申し込む前に、すべての疑問を解決しておきましょう。
「この窓口は信頼できるか?」という点を、特に注意して見てください。まずは「資料を送ってください」とお願いしてみましょう。
すぐに資料を送ってくれるか?
連絡が取りやすいか?
日本語で丁寧に、親身になってくれるか?
これらの対応で、その窓口が信頼できるかどうかを見分けることができます。
遺骨ダイヤモンドは、ネットやメールだけで簡単に申し込めるものではありません。たくさんの不安を抱えながら、故人との最後の「旅」に出る、とても大切な一歩です。
だからこそ、あなたの気持ちに寄り添ってくれる、信頼できる窓口に相談し、疑問をすべて解決したうえで、夫にもう一度、あなたの想いを伝えてみてください。

コメント
コメントを投稿